解 答


 電圧計や電流計はそれぞれ測定範囲があります、その測定範囲を超える電圧や電流は測定することができません。そこで、電圧計や電流計に抵抗を直列や並列に接続して、測定範囲を広げます。

測定範囲を広げるための主な計器は次のようなものになります。


倍率器



分流器は、直流回路の電圧の測定範囲を拡大するためのもので図のように、電圧計に直列に接続します。
分流器

分流器は、直流回路の電流の測定範囲を拡大するためのもので図のように、電流計に並列に接続します。
計器用変圧器




計器用変圧器は交流回路の電圧の測定範囲を拡大するものです、これは一般的な変圧器と同じものです。
変流器


変流器は、交流回路の電流の測定範囲を拡大するものです。これも一種の変圧器です。


 問題は変流器の2次側に接続する回路は、ということなので変流器に接続するものは電流計になります、解答群の中で、電流計はイ.とロ.になりますが、イ.の小さい四角は抵抗を表しているのでしょうか、このイ.の回路はまったく間違った回路です、電流計に直列に抵抗を接続しても流れる電流の量は変わりません。

よって正解は、ロ.





1Point

 変流器は、2次側に接続した電流計をはずす順番を間違えると、2次側に大変大きな起電力が発生し危険な状態になります、工事士の問題でも変流器の2次側の電流計をはずす順番を問う問題が出されています。

変流器は左の図のように接続します。
まず電流計をはずす前にk−間を短絡します
その後電流計をa−b間からはずします。

電流計をはずしたあとは、常にk−間は短絡しておきます。

ここで変流器の1次側、2次側とは下の図のようになります。

変流器は左の図のようにコイルの中に電線を通し電流を測定するものです。

一般に、電気の分電盤(家庭用にものではなく工場やデパートなどにある大きいものです)を設置して電線を結線する前にコイルに電線を通しておきます。

電流計も分電盤に組み込まれていますので、あまりはずすことはありません。

注意:左の図はわかりやすく書いたもので実際のkとの端子の位置は違います。
また、変流器以外で交流回路の電流を測定するためには回路を切断し、回路と直列に接続しなくてはいけませんが、クランプメーターを使うと、回路を切断することなく測定することができます。
 
左の図はクランプメーターで電流を測定しているところです。

  


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