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平成10年度午前一般問題の解答 
問題 4 【 RL並列回路に流れる電流 】

解 答 ロ.10


解説

交流回路の場合直流回路と違い位相差ができます。

位相差とは、電圧と電流との間に時間的なずれができることです。

  
 
上の図1は、抵抗だけの回路の場合です。
抵抗だけの場合は電圧と電流の位相はずれません。

  

図2はインダクタンスのみの回路です。
インダクタンスのみの回路の場合、電圧と電流は90°の位相差ができます。

この場合電圧を基準にして、電流が90°遅れるといいます。

また、インダクタンスとは導体を何回かグルグル巻いたもので一般的にコイルと呼ばれています。

ここで、抵抗回路とインダクタンス回路のベクトル図を見てみましょう。

      
 
     
 

この場合、必ず電圧を基準に考えます。

 それでは、問題を解いていきましょう。

    


図3のように、抵抗に流れる電流を インダクタンスに流れる電流をとしてベクトル図をかいてみると 

   

問題の、電流計に流れる電流は、このベクトル図の になります。

は次のようにして求めます。

   
   

正解は、ロ.10


1Point

  インダクタンスは直流では、電流をよく流すので抵抗とは考えられませんが交流では、周波数によって大きさをかえ抵抗のように電流の流れを妨げるものになります。

 この電流の流れを妨げる作用のことを、誘導リアクタンスといい単位を[Ω]で表します。

また、ここでは、なぜインダクタンスの回路は位相がずれるのかということは深く考えず。

インダクタンスの回路は、電圧より電流が90°遅れるとしっかり覚えておきましょう。
   
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