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平成10年度午前一般問題の解答 
問題 15 【 配線用遮断器の動作時間 】

解 答 イ.2分


解説

電技解釈第37条(低圧電路中の過電流遮断器の施設)では、配線用遮断器の性能について次のように決められています。

過電流遮断器として、低圧電路に使用する配線用遮断器は次の各号に適合するものであること。
  1. 定格電流の1倍の電流で自動的に動作しないこと。
  2. 次の表の左欄に掲げる定格電流の区分に応じ、定格電流の1.25倍及び2倍の電流を通じた場合において、それぞれ同表の右欄に掲げる時間内に溶断すること。
定格電流の区分 時   間
定格電流の1.25倍の
電流を通じた場合
定格電流の2倍
電流を通じた場合
30A以下 60分 2分
30Aを超え50A以下 60分 4分
50Aを超え100A以下 120分 6分
100Aを超え225A以下 120分 8分
225Aを超え400A以下 120分 10分
400Aを超え600A以下 120分 12分
600Aを超え800A以下 120分 14分

ここで、1[kW]の電熱器3台と100[W]電球10個を同時に使用したときに流れる電流を求めます。
まず、1[kW]の電熱器3台を使用したときに流れる電流は

   

次に、100[W]電球10個使用したときに流れる電流は

   

1[kW]の電熱器3台と100[W]電球10個を同時に使用したときに流れる電流は

   

定格20[A]の配線用遮断器に40[A]の電流が流れているので、定格電流の2倍の電流が流れていることになります。

上の表より、定格電流20[A]の配線用遮断器に2倍の電流が流れた場合の動作時間は2分になります。

正解は、イ.2分

1Point
 電技解釈第37条(低圧電路中の過電流遮断器の施設)では、配線用遮断器の他にヒューズの性能についても決められています。

過電流遮断器として低圧電路に使用するヒューズは、水平に取り付けた場合において、次の各号に適合するものであること。

  1. 定格電流の1.1倍の電流に耐えること。
  2. 次の表の左欄に掲げる定格電流の区分に応じ、定格電流の1.6倍及び2倍の電流を通じた場合において、それぞれ同表の右欄に掲げる時間内に溶断すること。
定格電流の区分 時   間
定格電流の1.6倍の
電流を通じた場合
定格電流の2倍
電流を通じた場合
30A以下 60分 2分
30Aを超え60A以下 60分 4分
60Aを超え100A以下 120分 6分
100Aを超え200A以下 120分 8分
200Aを超え400A以下 180分 10分
400Aを超え600A以下 240分 12分
600Aを超えるもの 240分 20分

   
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