平成12年度午後

問題

 定格電流10[A]の電動機10台に1回線の低圧屋内幹線で電力を供給する場合、その幹線の太さを決める根拠となる電流の最小値[A]は。
 ただし、需要率は80[%]とする。


イ. 88   ロ. 100   ハ. 110   ニ. 138


解答

電技解釈第170条によると、

低圧屋内幹線は、損傷を受けるおそれがない場所に施設すること。

 電線は、低圧屋内幹線の各部分ごとに、電気使用器具の定格電流の合計以上の許容電流のあるものであること。ただし、その低圧屋内幹線に接続する負荷のうち電動機などの起動電流が大きい電気機械器具の定格電流の合計が他の電気使用機械器具の定格電流の合計より大きい場合は、他の電気使用機械器具の定格電流の合計に次の値を加えた値以上の許容電流のある電線を使用すること

 
需要率、力率等が明らかな場合は、これらによって適当に修正した負荷電流値以上の許容電流のある電線を使用すること。
 
 
電動機の定格電流の合計が50A以下の場合は、その定格電流の合計の1.25倍

 
電動機の定格電流の合計が50Aを超える場合は、その定格電流の合計の1.1倍

図にまとめると次のようになります。



まず電動機の定格電流の合計を求めます。定格電流が10[A]の電動機が10台なので
   
   電動機の定格電流の合計=10×10=100[A]

需要率が80%なので、この値に需要率0.8をかけ負荷電流を求めます。

   100×0.8=80

電動機の定格電流の合計を修正した負荷電流が、50Aより大きいので幹線の許容電流の最小値は
負荷電流を1.1倍したものになります。


   
幹線の許容電流の最小値=80×1.1=88[A]


正解は イ.88

今からでも大丈夫電気工事士試験のホームページへ